浸水被害の復旧について

  • 2019.11.07 Thursday
  • 09:45

 

公益社団法人 日本建築士会連合会のホームページに


浸水被害後の対応の仕方、復旧について


イラストなどを交えたわかりやすい資料が紹介されています。


各地の建築士会のリンク先をご覧いただき復旧へ向けて

 

参考にしていただければと思います。

 

↓ ↓ ↓

令和元年台風災害に対する災害対策特別委員会の設置と対応について

 

 

令和元年台風19号

  • 2019.10.16 Wednesday
  • 18:30

 

 

この度の令和元年台風19号により多くの方が浸水等の被害に遭われました。
被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。

 

昨年、西日本に起こった豪雨災害から時間をおかず、

このような甚大な被害をもたらす自然災害の再来に混乱するばかりです。

 

これから水が引き、どのように住宅を再建していくのか、

初めてのことに分からない方も多いと思います。


自身も再建の方法(床上浸水の場合)が分からず、

ネットで検索したり、まわりに聞いたりしながら進めました。


震災時の津波被害からの再建をまとめたブログなど、少しの情報でもとても役に立ちました。


その思いから少しでも何かの役に立てばと、

昨年の再建リフォームについて、インタビューをまとめてくださった記事がありますので

掲載をしようと思います。

 

広島県建築士会東広島支部の会報「居蔵」に掲載されたものです。

 

広島県建築士会東広島支部の掲載リンクはこちら ⇒

 

昨年、建築士会では市役所で相談窓口を設け対応にあたられ

その状況報告も掲載されています。

 

 

泥にまみれた我が家を目の前に、本当に立ち尽くすしかない状況で

何から手をつけたらいいのか途方にくれそうになりながらも前に進まなければならない。。。

そのような状況でも、少しずつ人の手で泥をよけ、再建に向けて進み、

やがては住める状態に戻りました。

 

苦しい状況の中で、決断もしていただかなければならない場面もあり

とても苦しい気持ちでした。

でも誰もが元通りの生活を一日でも早く、という思いで取り組んでいました。

 

公的な補助金の情報なども徐々にしか出てこないかもしれませんが

写真などは必要になるので要所要所で撮っておくのがいいと思います。

 

どこから手をつけたらいいかわからない片付けも

家の前の道が綺麗になるだけでも気持ちが違いますし、

家財や廃棄物も出しておくことが出来ます。

 

業者さん自身が被災しているということもあるでしょうが

知り合いの業者さんに声をかけたり、建築士会を頼るのもいいと思います。

床上浸水の場合、結果的に思い切って1階の床、壁、設備機器の撤去をした方が

泥撤去の作業がはかどり、リフォームもスムーズに進みました。

ただ費用がかかるため、住民の方に見積などきちんと金額の確認などもして

工事を進める必要があります。

 

ざっと思いついたことを書きましたが、もしご質問などありましたら

遠慮なくお尋ねください。

 

ブログのカテゴリー「豪雨災害」に昨年のことや関連記事もまとめました。

 

不安で夜も眠れずに過ごす方も多いと思います。

情報を得ることで少しでも安心につながればと願います。

 

 

 

 

台風対策

  • 2019.10.11 Friday
  • 19:30

 

 

近年、大型台風の直撃が多く

お客様から台風対策の相談をされることが増えてきました。

昔は雨戸がついていましたが、最近はつけないケースが多く

後からでも出来ることを考えてご提案しています。

 

 

シャッターが取付可能な窓や壁ですと

リフォームシャッターをおすすめしています。

 

 

既存の窓を活かし、外壁にシャッターの枠を取り付けます。

掃き出し窓2カ所くらいですと半日くらいで取付できます。

 

 

手動タイプをお付けしましたが、とても軽く操作もスムーズです。

取付後にお施主様からは「付けてよかった!」と喜びの声をいただきました。

外部の音からも守られ、安心感が全然違うそうです。

冬場、夜にシャッターをおろしておくと室内の寒さも全然違うと言われていました。

 

 

建物によってはシャッターが付けられないケースもあります。

虹梁のある日本家屋などは取付が難しく、雨戸付のサッシへのやり替えをおすすすめしました。

サッシのやり替えは既存のサッシを撤去し、そで壁がない場合は雨戸の懐分、

外壁の新設なども必要になるため工事費の負担が大きくなります。

 

すぐに出来る対策として今回はフィルムを採用されました。

防犯フィルムを広縁の大きな窓へ張ることで、ガラスの飛散が防止できます。

 

 

台風がくるたびに冷や冷やされていたそうですが、

これで少し安心感が得られたのではないでしょうか。

 

 

去年の豪雨災害以降、自然の力がこれまでより大きく感じ

対策についてこれまでの考えを改める部分も出てきました。

 

またこれから新築をされるお客様も

シャッター付きをご希望される方も増えてきました。

 

 

 

 

何かの参考になればとこれまでの施工事例を元にまとめてみました。

 

 

 

 

週末にくる台風もどうか大きな被害をもたらしませんように。

 

 

 

 

西日本豪雨から一年

  • 2019.07.07 Sunday
  • 17:00

 

 

あの大雨による災害から一年。

 

あっという間の一年。

 

 

 

あのとき、、、大雨が続き、それでもいつも通りの生活を続け

 

いよいよ警報が鳴って何か異常な感じがし、

 

そのうちニュースの様子が変わり、

 

夜が明けると周りの景色が変わっていた。

 

停電になり、断水になり、交通網はマヒ。

 

人生でこんな経験をしたのは初めてでした。

 

 

 

見慣れた景色は一変し、家や人の命をも奪いました。

 

被害にあわれた方からの連絡を受け、被災地へ行き

 

水の怖さを目の当たりにしました。

 

 

 

ずっと悲しんでいるわけにもいかず、

 

とにかく住む場所を確保するために出来ることをひとつずつ。。。

 

泥だらけの室内も人の手で少しずつ片付き、綺麗な住める状態へ

 

変わっていきました。

 

すごく暑い夏だったように思いますが、目にしたものの衝撃が大きく

 

必死だったせいか、あまり暑さのことは覚えていません。

 

 

 

一年経ちましたが、状況が変わってない箇所も未だ多くあります。

 

雨が降るたびに不安になりますが、前のようにのんびり構えず

 

早めに準備、避難をしたいと思います。

 

 

 

当たり前の日常が突然奪われることのないよう

 

未然に防げることは最大限アドバイスしながら

 

これからも家づくりをしていきたいと思います。

 

 

 

小さな樹も大きくなり、切り取った枝も根が付き

 

大きな葉を広げるまでに成長しました。

 

事務所は只今ジャングルです。

 

 

 

 

 

当時の様子についてはこちらからご覧ください ⇒

 

 

再建に向けて 〜完成〜

  • 2018.09.12 Wednesday
  • 11:30

 

 

 

西日本豪雨から2ヶ月。

 

ようやく気持ちも前を向いて、、、と思った矢先の台風と地震。

 

天災の猛威を思い知らされ、雨が降れば気持ちがざわつき

 

落ち着かない日々はもうしばらく続きそうです。

 

 

 

そんな中、あの大雨の日から

 

床上の泥の撤去をはじめ

 

解体、洗浄、乾燥、消毒と

 

業者さんの協力のもと、出来ることを進め

 

リフォームを無事に終えることができました。

 

 

 

 

連絡を受け、はじめて伺った日

 

泥だらけの床、床下の泥水、におい、、、

 

 

 

それらが「ほんとにあったのかな」と

 

新しい畳のい草の香りに、あの記憶が一瞬消えてしまいそうでした。

 

 

 

忘れたいけど、忘れられない出来事。

 

 

 

今回、1階の床フローリング、壁のプラスターボードと断熱材、

 

設備機器も一度撤去し新しくやり替えました。

 

設備機器の使用が可能なものは使用するなど

 

コストも最大限抑えられるように進めました。

 

 

 

この数か月間、自宅で暮らせないストレスが大変だったかと思います。

 

今まで通りのリズムに戻るには時間がかかるかもしれませんが

 

生活の基盤として、住む場所が出来たことは

 

大きな一歩かと思います。

 

 

 

誰しもなにかしらダメージを受けていると思いますが

 

ひとりひとりが少しずつ元気を取り戻し

 

大きな力になればいいなと思います。

 

 

 

 

天災に備えることをこれからどうしていくか

 

しばらく課題になりそうです。。

 

 

 

 

 

関連記事⇒ 『再建に向けて』、『西日本豪雨 安浦にて

 

 

再建へ向けて

  • 2018.07.20 Friday
  • 19:00

 

 

床上浸水の被害に合われた住宅の床下の泥もだいぶなくなってきました。

 

 

連絡を受け伺ったとき、水を含んだタタミはご家族の手で撤去され、

床合板の上には泥が溜まっている状態でした。

そこからもご家族で、sunomaも少しだけお手伝いをさせていただき、

床上の泥は段々となくなっていきました。

ホウキとちりとりですくってはバケツに入れる作業の繰り返しです。

 

それが終わると、床下の泥の撤去になるのですが、、

床下点検口のみでは泥を掻き出すのは難しく、工務店さんに声をかけ

床に数カ所点検口の様に穴を開け、そこから雨合羽を着て床下へもぐり泥を掻き出す。。。

ドロドロになり、それでも一生懸命泥を出そうと作業してくださいましたが

床下にもぐって泥を取るのは想像以上に難しく、

床を撤去し泥の撤去作業をすることになりました。

 

壁のPB、内部のロックウール断熱材も水を含み、建具や枠も膨らんで

今後の健康被害や住宅への傷みを考えると修繕が必要です。

 

部屋全体を見るとはじめに比べて綺麗になったと感じますが、

土台のきわや、基礎の天端、木の切欠き部分にも泥が入っており

水害被害の大変さを感じました。

 

今回の豪雨により、広島のあちこちで色んな被害があり

どこも大変な思いをされていることと思います。

 

再建へ向けて、途方にくれそうになることもあるかもしれません。

それでもこの泥だって、人の手で少しずつなくなっていったし

またこれまでのように何気ない日常が取り戻せると

信じて出来ることをやっていこうと思います。

 

 

 

再建へ向けて、いくつか支援があります。

 

 

被災者支援制度(窓口は各市町)

 

この中で住宅を修繕する際に関係する主な制度は

 

被災者生活再建支援金(窓口は各市町 福祉保健課、社会福祉課等)

 

被災した住宅の応急修理(窓口は各市町 建築指導課)

 

などがあります。いずれも半壊、大規模半壊、全壊と被害の程度を証明する

 

『り災証明書』が必要となります。

 

その他必要となる書類もあります。

 

申請書類はこちらで作成し、提出もおこなっています。

 

何かお困りのことがございましたらいつでもご相談ください。

 

 

 

気分が落ち込むこともありますが、

過去の教訓に耳を傾け、前に進んでいこうと思います。

 

 

 

 

 

西日本豪雨 黒瀬〜安浦

  • 2018.07.12 Thursday
  • 21:00

 

ここは以前sunomaがあった場所。

事務所の窓からいつも見ていた景色は変わってしまいました。

 

 

道も崩落しています。

 

 

 

国際ゴルフ倶楽部の前を通って安浦へ。

大きな土砂崩れが2カ所。

どれだけの水の量が流れたのでしょうか。。。

 

 

いつも通る、見慣れた景色があちこちで変わっており、

驚きと悲しさとで胸が詰まります。

 

まだ通ることすら出来ない地域もあり、、、

想像の域ですが言葉もありません。

 

今回ハザードマップを見返してみました。

一致しているところも多く、色々考えさせられます。

 

つらい光景ですが、しっかり目に焼き付けて記憶しておきたいと思います。

 

 

 

 

 

西日本豪雨 安浦にて

  • 2018.07.10 Tuesday
  • 21:00

 

 

安浦へ行ってきました。

駅裏のロータリーにはまだたくさんの土砂が残っています。

 

 

住宅へ入る道にもまだまだ泥が残っています。

 

人手がなく、家族やご近所で助け合っての作業で

なかなか片付けが進まないとのことでした。

 

 

 

中まで入れない車の列。

大きな道は泥はありませんが、乾いた泥が砂埃となり車が通るたびに舞っています。

 

 

セブンイレブンのある交差点。

空き地が廃棄物の仮置き場になっているようでしたが、満杯の文字。

 

 

今日は入り込んだ床上の泥を出す作業をさせてもらいました。

 

日常が取り戻せるよう、自分たちに出来ることをしていきたいと思います。

 

人手が増え、道路の泥もなくなれば、家の中のものを出すことも出来、

もっと作業もはかどるのに、、、

と住民の方は言われます。

自分の家の中のことでいっぱい。

道路にまで手が回りません。

交通事情もあり、大きな車両や道具も少ないのかもしれません。

呉市でありながら市役所からも遠く、なかなか手が回っていない現状にもどかしく思いました。

 

安浦ののどかな美しい景色を一日でも早く取り戻せたらと強く願います。

 

どこの地域も力が集まって復旧が進むことを祈っています。

 

 

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